一人侘びしく置き去りにされ、ラーメンをすすっていたたくまさんが到着しました。「これが噂の超魔王号ですかあ。うわぁ〜全然違う〜。夢みたい。」と感嘆の声を上げながらマシンに寄っていきます。
JUUMEIさんがマシンについて語り始めました。「自分でバーキンをレストアする最高のお手本として、何十回も参考にした憧れのマシンが手に入るとなったとき、ホントかよ〜と自分でも信じられなかったですよ。も〜即決ですよ。見てください。フレームなんて全部TIG溶接ですよ。それもきれいな仕上がりで。細かいところを見れば見るほど、考え尽くされてるのがわかるんですよ。プロの仕事ってすごいですよね。自分がこれと同じようなレベルで作ろうと思ったら、何台も何台も練習しないと、とてもとても・・」と、手放しの惚れ込みようです。
コクピットに乗り込んだ高宮さんが「この剛性感がすごい、アリエル(アトム)もすごいと思ったけど、それに近い感じがする。シートに腰を下ろしただけで岩のような硬さがわかるもの。ペダル類もすごいよ」と感心しています。
JUUMEIさんの奥様がおいしいコーヒーを淹れてくださいました。みんなで和んでいるとJUUMEIさんが「ぼくのお宝を見せましょう。」とコイルスプリングを持ってきました。ワークスポルシェGr.Cについていたチタン製のプログレッシブ・スプリングです。入手経路等は秘密ですが、確かにお宝です。ひょっとしてこのスプリングを超魔王号に使う気ですか?私的にはこれを溶かしてメガネのフレームを作るとポルシェフリークの人が買ってくれたりしないだろうかと思っちゃいました。ダメですか?
それはそうと"Private Builder"の称号にふさわしい充実したガレージ、恐れ入りました。私が自分のガレージに揃えたいと思いながら、おきまりの資金難によりかなえられない全てがここにありました。うらやましいっす。いつかこんな風に我がガレージもしたいものです。もっとも超魔王号を手に入れたので"Private Builder"の称号使用はさる筋から禁止されたそうですが。
超魔王号のお披露目が一段落して、たくまさんが今日来たもう一つの目的の話題になりました。バーキン用のホイールの件です。JUUMEIさんが用意していたのは、ワタナベのMagです。合わせてみるとばっちり。予想以上のブツが格安で入手できたので、たくまさんの顔はゆるみっぱなしです。横で同じくバーキンに乗る高宮さんが、「オレのホイールもくそ重たいんだよねえ。オレこそ、そのホイール欲しいなあ。コーナーでの追従性があがっていいだろうな。ハアハア。」と喘いでいるので、たくまさんが「これはもうオレのもんとよ。たとえ高宮さんでも渡さんばい。」と目をつり上げます。「しょうがねえなあ、何とかもう1セット探してやっから、よだれ拭けよ。でもちょびっと時間くれよなあ。」とJUUMEIさんが仕方なくなだめています。
ホイールの件が落ち着いたところで、奥様が娘さんを抱いてこられました。早速ダンナはたくまさんの幸福号に娘さんを乗せ記念写真を撮っています。今のうちから洗脳しておけば、「ねえねえ、みんなの家の車ってなんでどれも屋根がついてるの?変わってるねえ。」という子に育ちそう(某氏談)ですね。
とても居心地のよいお宅で、みんなすっかり長居してしまいました。最後に今日の参加者一同で記念写真を撮りました。JUUMEIさん、今日は本当にありがとうございました。少し体を斜めにして写ればよかった(泣)
(文中一部表現にお見苦しい点がありますことを関係各位にお詫び致します)m(_ _)m