福岡に住む「Private Builder」JUUMEIさんが、レストア作業をうち捨てて「超魔王号」という名のセヴンを手に入れられ、この度そのお披露目をするというので、久留米まで出かけていきました。
高原を走る大分自動車道からいつもの由布岳が朝日に輝いています。今年は特に雪が多く、山も九州とは思えないくらい真っ白です。この画像を撮るべく手袋を外し、デジカメをフロントスクリーンの上に差し上げたらあっという間に手が凍りついたようになりました。イ、イタイヨ、、
集合時刻まで余裕があったので、途中で高速を降りゆっくり裏道を通って行きました。久留米近郊って由緒を感じさせる古い町並みがたくさん残っていることを今回初めて知りました。
お昼前に”ジャンパー”高宮さんたちと合流したら、最初の目的地はやはりトンコツの本場久留米ラーメンです。集合場所からほど近いところにある、JUUMEIさんお気に入りの大砲ラーメン昇和亭にて「昔ラーメン」を食べました。別府にある大砲ラーメンと少し味が違うように感じるのは私だけでしょうか?もちろん、わざわざ本場まで出かけてきたのですから、一軒だけで済ます気など毛頭ありません。ラーメン本の情報にJUUMEIさんからのデータも加えて、後ほど行く店を入念にチェックしました。
ラーメンを食べ終える頃、用事を大急ぎで片づけたItoさんと、渋滞をやっと脱した熊本のたくまさんが到着しました。さっそくItoさんから「oceanさん、今日は何軒制覇するつもりですか?最低3軒くらいは行くんでしょ?」とつっこまれました。さすがよくわかっていらっしゃる^^;;;
遅く来たメンバーが食べ終えるまで待っていられないので、ほったらかして目的の超魔王号のもとへと向かいます。
上の画像が問題の超魔王号が鎮座しているガレージです。なんと二階建別棟ガレージです。ぜ、ぜいたくな。。。ガレージのシャッターを重々しく開けると、そこには問題のマシンが姿を現しました。Webでは何度も見ていますが、実物を見るのは初めてです。私の第一印象は凄みがあるというか仕上げ途中というか・・・。他のセヴンとは全く違うことだけはよく伝わってきます。ところで全幅はいくらあるんだ?
個人的にものすごく興味があるのが、このフロントサスの構成です。常々「こうだったらいいよなあ」と思う私の理想にとても近い形です。もちろん他にもすごいところはいっぱいあるのですが、それこそ一から作らないとできないことばかりなので。。
Itoさんが「お披露目に合わせていいものを持ってきたよ〜ん。」とおもむろにMOMOのステアリングを箱から取り出しました。「おお、プレゼントですか?さすが太っ腹!」と野次馬が騒ぐ中、当のJUUMEIさんは「こんないいもの、いったいいくらで譲っていただけるんですか?いやあ嬉しいなあ。」といたって謙虚です。はてさてどのくらいの金額で交渉成立したのでしょうか?
超魔王号のシートは、まだ「とりあえずのお風呂マット仕様」です。バーキンでレースに出場している高宮さんが、オルガン式ペダルのタッチなどチェックを入れています。オーナーによると、もうすぐ発泡シートにするそうで、発泡ウレタン他の材料は既に調達済みでした。でも私の太い胴回りには現状でちょうどいいかも(爆)
高宮さんに続けて私も座ってみました。でも抜け出るのが大変でした。「あ、そこよりもこっちに手をついた方がいいかも!」などと皆さんに手伝ってもらってやっと転がりでました。