HIROさん歓迎OFF  02.09.01

 四国からHIROさんが別府に来られるというので、一緒にドライブすることになりました。目的は「復活したエランを見に行く&昨日買ったデジカメの使い具合を試す」です。丁度台風15号の影響で天気は大荒れ。前日にはフェリーも軒並み欠航で、別府・八幡浜間のフェリーも「2隻あるうちの大きい方がたまたま八幡浜にいたから」との理由で九州に来ることができたそうです。船はかなり揺れたみたいで、気分が悪くなってトイレに駆け込む人が続出だったそうです。

由布岳登山口近くにて

 春に新築した我が家のお披露目自慢におつき合いいただいた後、出発することにしました。目的地である飯田高原の花鳥使さんに電話で問い合わせたところ、「あ〜、早朝に一走りしてきたんですが、水分峠は晴れです。瀬の本、大観峯方面はガスがかかっていたけど、もう晴れてると思います。うちの回りはポツポツきてますが、空は明るいのでそのうちなんとかなるんじゃないでしょうか。」とのんびりした返事が返ってきました。「それじゃあ」と簡単に考え雨対策もなしにセヴンのエンジンに火をいれました。ちょうどその時阿南さんから電話がありました。なんと大分は雨が降ってるとのこと。確かに阿南さんの家の方を見ると、かなり暗く雲が立ちこめています。こちらは大丈夫なことを伝え、11時に水分峠で落ちあうことにしました。

ギャラリーがよってきます水分峠にて

 途中、あやしいときもありましたが、だんだん空も回復してきました。水分峠にて阿南さんたちを待ちます。2枚目の写真右手方向が福岡方面、左手方向はやまなみハイウェイです。この峠は名の通り、まさに九州の分水嶺。この道で向こう側に流れた雨は筑後川となって有明海に、こちら側に流れた雨は大分川となって別府湾にそそぎます。

 阿南さんたちを待っている間、「セヴンが欲しいとずっと思ってるんだけど。」という方から声をかけていただきました。阿南さんがふざけた話しばかりしたので、あまり参考にはならなかったかも知れませんが、私と同じ別府にお住まいということなので懲りずにご連絡くださいね。

 先日、エンジンのOHを終えたばかりの藤内さんが到着しました。「どもども」と挨拶を交わしていると、「あ〜、これやったんかあ。なんかカランカラン音がしたと思ったんやけど。」と藤内さんが残念そうな声を上げます。「なんだなんだ」と見てみるとキャブのエアクリーナーが片っぽ見あたりません。どこかで落っことしてきたようです。「音がしたのにそのまま走ってきたの。のんびりしてるなあ。」とみんなから冷やかされています。「花鳥使さんが予備のエアクリもってるかもしれんなあ」と、いい加減なことをいってそのまま出発です。途中水たまりが無ければいいのですが。

撮影のために最後尾をいきます。

 今回は全部で5台、いつもはフレイザーが多いOFFですが、今日はケータ4台にフレイザー1台。そのうち2台はR500です。まともなOFFっぽくなってきたなあと思いながらやまなみハイウェイを走ります。途中バイクが転倒して交通整理している場面に遭遇しました。さっきの救急車はこの事故のためだったのかと思いながら、一同慎重な運転になりました。

晴れてきたなあ

 花鳥使に到着したころには天気もすっかり回復してきました。山の上だからか雲がえらく近くに感じます。

「花セット」のお肉です。豊後牛カルビです。すずしいなあ

 下界は真夏が戻ってきたような暑さですが、高原はいつもながらの別天地。そよそよとした風が心地よいです。夏休み最後の日曜とあってか、今日はお店も満席です。花鳥使さんとゆっくり話しをする時間もとれそうにありません。HIROさんの帰りのフェリーの時間もあるので、別府方面に戻りながら一走りすることになりました。

中高速コーナーが続く気持ちいい道です。R210までもう少しのところ

 飯田高原から広域農道の「四季彩ロード」を駆け下ります。見通しもよく中高速コーナーが続く気持ちいい道です。九重町役場のところでR210に出て、水分峠に戻ります。

再び水分峠

 ここで次の行程の相談です。湯布院にとっても趣味人な方がいらっしゃるというのでみんなで向かうことにしました。

す、すごいぞ、ここは。

 あいにくご本人はお出かけ中でした。軒下にOH中のケントのヘッドがころがっています。家の横にはグサグサになったアルファが無造作に置かれています。ボディはだめでしょうがエンジンは使えそうです。持っていってくれるひと募集中のようです。今度ご本人がいらっしゃるときに、も一度取材させて下さいまし。

再びワインディングを楽しみます陽もだんだん傾いてきました

 フェリーの時間までもう少しあるということで、湯布院から塚原経由で別府にもどることになりました。サーキットを走り込んでいる他の人の邪魔にならないように、常に最後尾を走ります。ちょっと油断するとすぐみんな見えなくなるんでやんの。早く先行車につかえてペースが落ちてくれることを願います。ここ塚原高原にも涼しい風が吹いています。秋はすぐそこまできているようです。

もう一台きたちゃんと意味があるんだそうで

 休憩しているとケータのクラシックに乗るMさんがやってきました。リヤにはこの通りおちゃめなシールが貼ってあります。「いや、これちゃんと意味あるんです。うちの子載せるときはチャイルドシートつけるからですね。」とはご本人の弁。

 話しに夢中になっていて、ふと時計を見ると「ありゃ、やばい。フェリーの時間に間に合うかな。」という時刻になっていました。HIROさんと二人ここで失礼して、急いでフェリー乗り場に向かいます。途中路線バスにつかえて、ペースもあがりません。ちょっとひやひやしましたが、無事に間に合うことができました。お疲れさまでした>HIROさん。

間に合った〜これを逃せば佐賀関まで1時間走らなきゃいけなくなるんだった