さる4月末に、九州ナンバー最初のフレイザーFC-4がオーナーに納車されました。オーナーは熊本在住でK-carをこよなく愛する「こういちろう」さんです。氏とは7大集合の折りに声をかけていただいてからの仲間で、今回の納車を私も自分のことのように待っていました。
予定では前日に納車の予定で、何人か冷やかしに集まるはずでしたが天候の関係で一日延ばしてこの日になりました。それでちょっぴりコソコソ納車になってしまいました。場所はもちろんフレイザー九州です。
熊本から長距離バスで大分入りした氏とともに、miniでフレイザー九州に向かいました。到着するとすぐ店長の野田さんがボンネットをはずしてくれました。受け取る前にオーナーの入念なチェックが入ります。やはり新車。あちこちピカピカです。
届いたFC−4のフロントスクリーンを見てびっくり。ダブルバブルのスクリーンじゃあ。それなりに合ってるというか私のイメージを違うというか。クラシック好きの私ならロータス7Sr.2のイメージを狙ってすぐ取り替えたくなるだろうなあ。
オーナーの実感を味わうべくコクピットにもぐり、ビシッとポジションを決めた・・・はずなんですが、こういちろうさんが一言、「シートが遠すぎる。ぼくの足ではペダルにとどかないー。」
野田さんが「ちょっと待ってて。すぐしてあげるわ。」といいながらシート位置の調整にかかります。いつもながら野田さんのきさくな対応は嬉しいです。ここでちょっと予想外のことがわかりました。他のフレイザーのベンチシートと違い、こういちろうさんの「FC−4」の場合、背もたれ上部が角度調整できるのですが、背もたれ下部は支点になっている関係で動かせません。そのためペダルまで足が届きにくい状態です。これは思ってもいなかったことです。もしこれからFC−4を購入される方は、シートについてよく確かめた方がよいかも知れません。もっともセパレートシートにするなど、オプションは豊富にありますから、対応は簡単でしょうが。この辺のところは、最新バージョンではどうなってますか>三隅社長。
ちょこっとのコクピットドリルの後、テスト走行にでかけます。無愛想に見える表情は緊張からでしょうか?とりあえず大きな問題もなかったようです。いくつかの調整をお願いしておいて昼食にでかけました。もちろん車は野田さんのフレイザー3Sです。(望めばいつでも乗せていただける)私がドライブしても仕方ないので、こういちろうさんにすぐステアリングを渡しました。
FC−4とは全く違うドライビングフィール。「全く別物だなあ。」と感想がこぼれます。「俺にはここまでトルクはいらないけど。」とFC−4オーナーらしいコメントが聞かれます。
お店に戻るとYamさんが愛車の調整中でした。氏は厳寒の冬にもオープンで走りまわる漢です。愛車は4AGを積んでいます。氏の好意でこういちろうさんはまたもや試乗です。4AGのフレイザーってどんな感じ?(実は私は試乗したことがない。。。)
帰着の時間も気になるので、次の目的地の「花鳥使」へ向け出発しました。鶴見・由布岳のすそ野を走る高速を使って移動します。ヘルメットなしの高速はさすがにきついかもしれません。なんでも「花鳥使」の木村さんからこういちろうさんに「必ず帰りに寄るように!」と厳命がくだっていたそうです。
「花鳥使」の木村さんはロータス・エランを所有する一方でFC-4をオーダーした好きモノです。こういちろうさんとは常に「どんな仕様にしようか」などと連絡を取り合ってきました。この5月に氏もFC-4の納車を受け、現在ブラッシュUP中です。FC-4に興味のある方は氏の動向に注意しておいた方がよいかもしれません。いい話があったら、早めに知らせて下さいね。>木村さん。