第10回の九州7MLの定例OFF会に参加してきました。今回は第8回に続き「やまなみハイウェイ」沿いにある炭火焼きレストラン花鳥使さん(地図はこちら)で開かれました。九州7MLのメンバーであるつぼさんが海外に赴任するというので壮行会を兼ねるという名目です。
つい2ヶ月前に通ったときは冬枯れのススキと、野焼きの炎と炭に覆われていた久住・瀬の本高原も、新緑の若葉に包まれ目が痛いほどです。春風に誘われ、今回はノーマル・スクリーンでなくブルックランズ・スクリーンにての参加です。ゆっくり走るのでヘルメットも必要ありません。気持ちがいいなあ。自宅からR502・R442・やまなみハイウェイと走り、2時間ほどで花鳥使さんに到着です。
11時開始予定をしばらく過ぎ、「ちょこっと遅れちゃったい。」とお店に着いてみるとオーナーのエラン乗り木村さんが、ぽつんと待っていました。「え、ひょっとして私だけ?」サンデッキで待つこと暫くして、久留米からJuumeiさんご夫妻が到着されました。氏は廃車状態のバーキン7を手に入れ、こつこつとレストアを楽しんでいる趣味人です。先日のラーメンOFFでは本日の主役のつぼさんたちと一緒に幹事を務めてくださいました。
さらに待つこと暫くしてつぼさんやぽるすけさんが到着されました。待ちくたびれたよう。早く食べようよー。(juumeiさんからみた今回のOFF会はこちら)
高原の初夏の日射しを、パーゴラにのせたよしずが和らげ、そよ風がおだやかに流れます。たまたま私を除く参加者がご近所さんだったことが判明しローカルな話題で盛り上がります。話しにはついていけないけれど、みんなの穏やかな表情を見ているとこっちも楽しくなってしまいます。
ゆっくりとした食事が終わっても、ハーブティーをいただきながら話しは延々と続きます。そろそろお暇をと思う頃、つぼさんから「記念に一度BDRのステアリングを握らせてもらえませんか?ついでに僕のも試乗してみてくださいよ。」とありがたいお言葉。お互いに試乗しあいました。さすが2Lの排気量を持つVX-Rはトルクフル。アクセルさえ乱暴に開けなければ楽チンです。
つぼさんのセヴンの試乗から戻ってみると、サングラスを片手にしたjuumeiさんの奥様から「私もセヴンにのせてください。助手席でいいですから。」と声をかけられました。そんな嬉しい申し出を断るような野暮はできません。ここは一つjuumeiさんのセヴン趣味を奥様に認めていただくためにもご期待にそわなければなりません。責任重大です。
私が思うにセヴンの楽しみは大きく2つあります。一つは運転そのものを楽しむこと、もう一つはゆっくり流しながら、風の中にある匂いや鳥のさえずりに包まれることです。そこで道に出る前に「スピードは好きですか?」と尋ねてみたら、「大好きです!」と元気な声が返ってきました。ここはサーキットと違って公道ですから無茶はできませんが、往路は普段よりちょこっとだけサービスして走りました。復路はぐっとスピードを落とし、のんびりと木立の間を走ります。サイドシートではさらさらの長い髪が風と戯れて(いるはずです)こんなシーン誰でもあこがれませんか?(juumeiさん不謹慎なこと言ってごめんなさいです\(^^:;)... )この体験試乗がjuumeiさんちのセヴンライフにどのような影響を与えたか気になりましたが、後できくところ概ね好評だったようでホッとしました。
楽しかったOFF会が終わり、一人帰途につきます。適当なところで夕風に吹かれながらのんびり温泉につかる予定でしたが、どこにするか決めかねているうちに温泉どころを過ぎてしまいました。R57に出て帰る途中、素敵なお店が波野村にあったのを思いだし立ち寄ってみました。
「ピッコロ・ピアッツァ」(0967-24-2288:火曜日定休)というその名の通り小さなお店です。店内はカウンターのみ、お客の目の前で丁寧に料理が形になっていきます。(オーナーのHP:波野の花・九州の花)
私が店内に入ったときには、「本日の手打ち麺:ほうれん草のパスタ、かにクリームソース」の麺を丁寧に延ばしている時でした。自家製モッツァレラチーズを使ったピアッツァ・マルゲリータと深煎りのコーヒーをオーダーして待つことしばし、私のピザ用の生地が用意されました。贅沢にチーズを散らし目の前のオーブンで焼き上げます。ぱりっと熱々のところをハフハフ言いながらいただきました。この日のメニューには牛の横隔膜を使ったソテーなども並んでいます。前日までに予約をすればコース料理もいただけるそうです。今度は落ち着いて来たいと思いました。