ゴンタ号拝見 00.03.09

 セヴンシンドロームが重篤になった山之内氏とともに、「セヴンを売ってもいい」といってくれた高知のゴンタさんのところへ行きました。ゴンタさんには、大量のカーマガジンのバックナンバーをお譲りいただいた恩があります。
 当初の予定では、私のセヴンで行き、中間点の須崎市あたりで落ち合い太平洋を望む横浪スカイラインあたりで試乗していただくようになっていました。

山之内氏のジムニーで仁淀川河口大橋を渡る雨に煙る仁淀川

 前日も次の日も晴天だったのに、この日だけ見事に雨。雨男は誰?結果、佐伯から高知県宿毛までフェリー2.5時間、ゴンタさんのセヴンがある町まで陸路4時間の片道6.5時間もの強行軍となりました。途中までゴンタさんが、雨の中足車で、道案内をかねて迎えにきてくれました。道中は全く我が大分県南と変わらぬ浦々の景色が続きます。砂浜沿いにでてからは宮崎あたりの景色とそっくり。新しい発見でした。
 「ここから大阪まではすぐだなあ」と二人で話しながらの野郎二人旅、天気が良ければ、雄大な太平洋の景色が迎えてくれたはずなんですが・・・

ガレージにたたずむゴンタ号

 お待ちかねのゴンタ号とご対面。ノーズコーン以外ブリティッシュ・レーシング・グリーンに塗られています。失礼ながらホームページで拝見したよりも実物の方が遙かにきれい。雰囲気あふれる車です。ブルックランズ・スクリーンはスタンションを介さずスカットルに直づけされています。

本革製のシートもまだ美しい状態ですとてもきれいなインパネ

 シートはベンチシートでやや、ABCペダルが遠いので腰の部分にパッドをおいています。ベンチシートは、私のセヴンのセパレートシートに比べ、着座位置が低く安心感があります。

よく整備されたエンジンタイヤパターンが泣かせます

 エンジンはOHVの1700cc、残念ながら走ることはできませんでしたが、エンジンをかけていただき、音などチェックしました。タイヤはこだわりのダンロップG5。昔を知るおじさんにはたまらない逸品ですが、レーシングタイヤのため、タウンスピードではなかなかグリップが出ないそうです。購入するとなると交換かな?

後ろは山之内ジムニー号。よく走ってくれました。気さくな笑顔のゴンタ氏

 ゴンタ号を挟んで、お互いの車談義が盛り上がります。今度は天気の良い日をえらんで、私のセヴンでお邪魔したいと思いました。
 最終的に朝5時出発の夜11時過ぎの帰宅。途中2時間ほどゴンタさんのところにお邪魔した以外移動しっぱなしでした。道中のほとんど全てを一人で運転した山之内さん、お疲れさま。おみやげまで持たせてくださったゴンタさん、ありがとうございました。
 さて、山之内氏は今回のゴンタ号にどのような印象を持ったのでしょうか。やがて、結果が報告できると思います。