BBSに書き込みがあった通り、今年のチェント・ミリアかみつえが日田〜国東〜竹田〜オートポリスというルートで行われました。トレーラーイトウさんから「こんなイベントを九州でもやってるんだってことを皆さんに知っていただきたいと思っています。」とお誘いを受けていたのですが、一日目の宿泊先が自宅から10分の別府湾ロイヤルホテルだというので、ヘコヘコ応援に出かけました。
んん!?イトウさんのエランがトレーラーに載っています。やはり「トレーラーイトウ」の面目躍如だなと一人納得していると、屋根付き駐車場からイトウさんたちが戻ってこられました。たくさんの宝石がならぶ駐車場に降りていくととっておきの一台が目に飛び込んできました。
BANDINI 750 sport saponetta(1953)です。「1955年のミッレ・ミリア出場車そのもの。世界で現存9台のうちの1台。」だそうで、なんともはや素敵です。こんなマシンがすぐそばで見られるなんて。
二日目のスタートを控え、各エントラントがマシンをうららかな陽射しの中へ並べはじめました。E type(sr.V)やゲンバラ、MGB、エスプリ・・・。次から次へと参加車が目前に登場します。
大好きなSZ、A110、コスモ、いやあワクワクします。
ゼッケン2番の356カレラのオーナーはぽるすけさんです。このマシンを見るのは5年ぶりです。「ご無沙汰してます。」とぽるすけさんに挨拶させていただいたら「別府に引っ越したんだったね。ちょくちょく別府には来てるから、今度寄るね。」と気さくにお話していただけました\(^_^)/
トレーラーイトウさんから「もうすぐストラトスが上がってくるよ。(^▽^ケケケ」と言われ、エントリーリストを見ると1975年製となっています。ということはオリジナルっすか!?すごいなあと思っているとコクピットから見覚えのある方が降りてきました。あれれ!?不思議さんじゃないですか!?バーキンからいつの間にかこんなすごい事になってたんですね。「お久しぶりです。しかし、ストラトスとはびっくりしました。(ヒソヒソ)高かったでしょ。」と声をかけると「いやあ、なんとか安いときでしたから。」とにこやかな返事が返ってきました。
アルファ・スパイダーのおしりはつるんとしてます。先日、コーダトロンカの個体も見かけましたが、21世紀の今となってはやはりこっちの方に惹かれます。
白のEタイプにはV12を示すのエンブレムが。ということはシリーズ3ですね。きれいなホワイトが目に眩しく映ります。
そろそろスタート時刻が迫ってきました。駐車場には所狭しとマシンが並んでいます。私のケータはこの集団の奥に埋もれてしまっています。全車がスタートするまで動かせそうにありません。先回りしてどこか良いところで走行中の写真をと思っていたので大失敗です。
「バンディーニ・750・スポルト・サポネッタ」と読むらしいです。ちっちゃな3気筒エンジンが鎮座するエンジンルームを覗くととってもきれい。とても50年以上前のマシンとは思えません。ええなあ。
指をくわえて見ているうちにスタートの時刻になりました。
一台一台、ゼッケンの順にスタートしていきます。製造年代の古い順にゼッケンが振られています。
ガレージロングマン一派の面々もスタートしていきます。レースでお馴染み坂井さんはミニモークで参加。こんな天気の日には最高でしょうね。
各マシンを見送ってから、大急ぎで先回りをします。目星をつけておいた場所に到着すると、幸いまだ先頭のマシンも通過していないようです。地面にはいつくばってローアングルから迫力あるショットを狙います(ちぇんちぇん思い通りにはならなかったけど(^^;;)
正面にみえる森の中程をやまなみハイウェイが通っています。耳を澄ませなくてもチェックポイントである左手の城島高原から走ってくる爆音が聞こえてきます。各エントラントたちがカメラを構える私に手を振ってくれています。いい雰囲気です。
次から次にマシンが桜の花びらの下を通過していきます。絵になります。
楽しそうなエントラントの表情を見ているうちに、だんだん、いつかは自分も参加してみたいと思えてきました。
やまなみハイウェイ沿いには桜並木と菜の花が咲いています。あたたかくて最高。春盛りですね。
鶴見ロープウェイの周囲は桜が満開。標高が高い分平地より開花が遅いようです。イトウさん、なんか私にもできるお手伝いありませんかね。