04年度の九州7ML忘年会が開かれました。会場は一昨年と同じ民宿「阿蘇の四季」です。宿のおかみさんにもすっかりおなじみで「へんな車の連中」というだけで、今年も離れをすんなり貸し切っていただきました。
数日前には、「日曜日は曇り一時雨」の予報がでました。セヴンでの参加者が減るのではと危惧されましたが、当日には「明日の降水確率は10%」となり、ホッとしました。もちろん勇んでセヴンをガレージから引っ張り出します。
余裕をみて2時頃に家をでました。よく晴れて風もおだやか。由布岳や九重連山も心なしかやさしくみえます。
私が到着するのとほぼ同時に、佐賀の横石さんが到着されました。あろうことか足車での参加です。昨年は雨が予想される中一人だけセヴンで参加した強者なのに。氏は私の顔をみるなり、「ちょっと聞いて。オイは今朝6時には兵庫県におったと。こん会に間に合わせようばってん、女房に途中まで営業車を取りに来てもらって、大急ぎで来たと。だけん、セヴンでは来れんかったとよ。決して軟弱になったとではないばってん。それにこんなに天気がよくなるなんて思ってなかったとよ。ああ〜オイだけ足車やったらどうしょ〜。みんなが楽しくツーリングするのを指くわえて見てるだけかい。みじめだな〜。」とぼやいています。「そんな〜、こんないい天気なのに雨なんか降らないって。明日はたっぷりコースマーシャルしてくださいよ。ほっほっほ♪( ̄▽+ ̄*)」といじめモードの私です。ついに氏は「ええ〜い明日は雨が降ればいいんじゃ〜。みんな濡れてしまえ〜!」と叫びはじめました。しかし、この言葉が次の日、重要な意味を持ってくるとはこの時全く予想しませんでした。それにしても、忘年会のために予定を変更してわざわざ兵庫から帰ってきていただけるとは。感謝感謝です。
二人でお迎えの抹茶をいただいているうちに、「今年はどんな酒を用意したと?」という話になりました。そう、酒の大好きな私は毎年気に入った酒をこの会に持参します。今年は能登半島は珠洲市、宗玄の純米吟醸です。「フライングしましょっか。」と味見がてら封を切り、東屋の囲炉裏端に座り、みんなの到着を迎えることになりました。やがて初参加&初対面(web上では長いおつきあいですが)のSEOさんも到着されました。3人で「これ呑みやすいね。」「香りがいいねえ。ちょっと甘めだけどおいしいねえ。」といいながらどんどん呑んでいきます。結局夕食前に一升瓶の中身がほとんどなくなってしまいました。(爆)
外もすっかり暗くなりました。予定された参加者11名も無事揃いお待ちかねの宴です。今年は「欲張りコース」(一泊二食つき12.5k円)をお願いしてあります。まだ動いている車エビなどの海鮮もでてきました。
Battanさんの乾杯から始めて、話がはずみます。今日が初登場というSEOさんやTAKAさん、坂口さんもすぐにうち解けていただけたようです。
部屋に引き上げ二次会の始まりです。離れなので朝まで騒いでいても気兼ねしなくてよいのが、この宿の良いところです。各自が持ってきた酒や焼酎・ワイン・チーズなどが広げられ、すぐに多方面の会話が脈絡なく始まります。
車のパーツやメンテの話から、バイクの話、はては土地・子どもの教育から生活習慣病の話まで、いつ果てるともなく話は弾んでいきます。年齢も職業もバラバラなので、カーショップの社長から不動産・ドクターまで専門の話がきけるのが楽しくてたまりません。
少しずつ眠くなった人が、布団に入っていきます。二階にも部屋が用意されているので、各自が勝手にしてよいのがいいところです。途中死んだように眠っていた人が復活してまた話に入ってきます。とうとう朝食時間まで部屋の明かりはついたままでした。
「朝飯にしようよ。」と朝まで話していたitalyさんと横石さん(この人ホントにきのう一日かけて兵庫から帰ってきた人なの!?)に促されてのそのそ布団から這い出ます。夜の話の中で「今の生活を続けると数年後にはタノシイ人生を送ることになるよ〜。」とドクターに忠告を受け、あまり呑まなかったので珍しく二日酔いではありません。
外にでてみるとよく晴れ、車にはびっしり霜がついています。とはいえ例年ほどの寒さはありません。坂口さんとSEOさんが私のビキニトップを見ながら感想を話していました。
皆静かに(もそもそともいう)食事を食べています。会計も済み、みんな車の所へ出てきました。仲居さんがおはぎをいくつか持ってきてくださいました。「おはぎを食べたりないよ〜。」という昨日のわがままなお願いをおかみさんが快く聞き届けてくださったからです。>感謝です。
それぞれ支度をしながら、お互いのセヴンを観察します。
みんなの目はBattanさんのマシンに注がれています。italyさんが手がけたマシンでQEDのパーツの他、排気系から足回り等もトータルでチューンされています。パワー的にも充分(いやビックリ!?)だそうです。
きれいなイエローのマシンはTAKAさんのセブンです。手に入れて間もないそうですが、きれいに手入れされています。肘の部分に余裕があり折りたたみできるサイドスクリーンが嬉しい装備ですね。必要がないときはトランクに入りますもの。
SEOさんがボンネットをはずし、愛車を心配そうにチェックしています。地面にオイルが少し垂れていたのですが、昨日あたりをつけたオイルパンではなく、タペットカバーあたりにたくさんオイルがついています。すわ大事かと心配されましたが、結局は深刻な事態にいたらず済んだそうです(^^
朝、起きたときにはよく晴れていましたが、どんどん黒い雲が広がってきています。予定していたツーリングをキャンセルし、各自帰途につくことにしました。宿のおかみさんが、「寒いやろ、らくだのももひき履いとると?」と声をかけて下さいます。「やっぱなんぼ寒くても男はオープンやね。それがセヴン乗りの心意気やがね!」と足車で参加のKODAさんがにやにやしています。
それを聞いた私、「よし、今日はみんなオープン。足車の人も必ず窓全開で、帰り着くまでヒーターなしやで〜!」と宣言しました。果たしてみんなは、この幹事の言葉を守ってくださったのでしょうか?帰宅後に届いたKODAさんのコメントには以下のようにありました。
> 足車組の方々はオープンで帰られたのでしょうか?とても気になります(笑) もちろんです。国道に出るまでは、窓全快のオープンでした。ようするに、阿蘇の四季の敷地内だけ、オープン? でも、結局雨降りませんでしたね。ヒーターは、OFFのまま先程帰り着きました。 |
みんなと別れ、やまなみハイウェイを一人帰ります。阿蘇外輪山を登り切った城山展望所で一息いれます。
パノラマ写真の拡大画像はこちら(10797×1625 830KB)
九重連山の上にも雲がどんどん増えていきます。宮崎まで帰ったTAKAさんからは「家路を急ぎましたが到着前20分くらい雨に降られました」とMLに報告がありました。だから悪いのは...(以下自粛)
そうそう、来年の幹事はこういちろうさんに委嘱しました。参加できなかったMLの皆さん、来年は是非。参加された皆さん、お疲れ様でした。
PS:TAKAさんより画像を提供していただきましたので追加しました。画像名の最後に「y」とついているのがTAKAさん提供分です。