COZYでR500を手放したananさんが340Rに乗って帰ったと聞きました。むむ、ananさんはいろいろ言ってたけど、そうかそうきたか。それなら早速試乗だ試乗。先日のオートポリスでは、「見るだけ〜」だったけど、是非味わってみたいもんだ。
「もしもしananさん、へっへっへ。340Rにしたそうですねえ。近々一度試乗お願いしますう。」と猫なで声でお願いしておいたところ、「今からなら試乗OKだよ。すぐおいでよ。」をありがたいお電話をいただきました。もちろん全ての用事をほっぽり出し、大急ぎでセヴン上の人となりました。
間近で見る340R(新車価格850万円:当時 340台限定)は、なんとも言えない雰囲気を持っています。自分が乗るのでなければ「ごちゃごちゃしてて好きになれん。」で終わりですが、これから自分がコクピットに乗り込むんだと思うと、急に精悍さに溢れているように見えてくるのが不思議です。(ただ興奮しているだけ)
改めて観察してみると、ドアも乗降用の切り欠きもない、ウェザープロテクションなど全くない、ある意味セヴンよりも非道い車です。しかし、乗り込んでみるとポジションはぴったりくるわ、ステアリングは軽いわで嬉しくなってしまいます。私が試乗しやすいように暖機運転まで済ませていただいたことに感謝しつつ、エンジンに火を入れました。(これがまた始動にはドリルが必要でした)
スタートさせてみると、タイヤがどれだけボディからはみ出しているのかが見えない分、やや狭いところでは気を遣いますが、それ以外はめちゃくちゃ快適です。風の巻き込みもほとんど感じません。重量はセヴンとほぼ同等(550kg)ですが、シャシーはもちろんセヴンとは全く違いがっしりしています。各操作系も軽く的確な操作が可能です。私のBDRと違いインジェクションですから低回転でアクセルを急にあけても「ドン」と押されるように加速が始まります。絶対的な加速性能はBDRの方に分があるように感じましたが、とても扱いやすく好感を持ちました。一つ気が付いたのですが、信号等で停止すると後ろ頭にエンジンの熱気が流れてきます。熱いというほどではないけど面白く感じました。
調子にのって裏山のワインディングにノーズを向けました。ターンインは軽く、途中でアクセルを開けるとしっかりトラクションがかかって気持ちよく立ち上がることができます。めちゃくちゃ楽しいです。特にこの車が2002年4月登録ということで、まだどこもきれいで最高のコンディションです。いいないいな〜。
楽しく味わったあと、快く試乗させてくださったananさんに感謝しつつガレージに戻しました。エリーゼ340R、いいマシンです。ファンになっちゃいました。今度はEXIGE乗ってみたいですう>誰とはなく