すっかり暖かくなって、どこかへお出かけしたい頃です。ローカルなMLで耳寄りな情報をいただきました。四国自動車博物館でオープンミュージアムが行われるとのこと。オープンミュージアムとは、日頃ラインの手前から眺めるだけの展示の枠を取っ払い、全方向間近に見れるというものです。展示車両のリストを見ると思わずよだれが・・・しかもコブラ(427SC)のエンジン音も聞けるって!?こりゃ行かねばならぬ。というわけで、出かけていきました。
別府国際観光港を前日の深夜に出るフェリーで、愛媛県の八幡浜へ渡ります。朝5時までは船内で休憩できると時刻表に書いてあったので、「こりゃ好都合じゃのう。」と乗りましたが、休憩していていいのは車なしの客だけで、車は下船とのこと(考えてみりゃ、車が降りなきゃ後ろに続く車が降りられないわな。)午前2時半に波止場にほっぽり出され、待ち合わせの5時まで四月とはいえまだ寒い空の下、セヴンのシートで仮眠しました。(ふぅ〜)
予定より少し遅れて、NAOさんが到着しました。久しぶりに見るアイルトン号。懐かしさがこみ上げます。「ちょっと寝坊しちゃって・・m(_ _)m、半袖で来れば目が覚めるかなと思って」と言いながら、松葉杖を見せてくれました。数日前に転倒して、足の骨にひびが入ってギブスで固定中とのこと。「セヴンに乗ってみたらペダルは踏めるので、来ちゃいました。」と豪快に笑っています。今日の400kmをこえる行程を考え心配する私に、「なに、乗ってしまえば大丈夫ですよ。ちょっと乗り降りに時間がかかるのと、車を降りての移動が難しいだけで。」とけろりとしています。何から何まで見上げた漢です。
九州のOFF会にいつも平然と参加する八幡浜在住のHIROさんと合流し、夕やけこやけライン(R378)を松山に向け走ります。交通量の少ないシーサイドルートで気分爽快です。写真はルート沿いにある「ふたみシーサイド公園」で休憩したときのものです。
ふたみシーサイド公園を出てしばらく、アイルトン号が緊急停止しました。むむ、トラブル発生か!?とびっくりしてはいません。HIROさんが少しも慌てず近所のGSを探して走っていきました。早朝のため道々のGSで営業しているところがなかったのが原因でした(爆)
なんだかんだと小1時間ほどロスしましたが、無事にaonoさんの待つ松山自動車道桜三里PAに到着しました。aonoさんは待たされたことには少しもふれず、にこやかにこれからの行程を説明して下さいました。今日一日の先導役を、この後ずっと務めていただくことになってますm(_ _)m
松山自動車道から高知自動車道を進み、一路南国ICを目指します。険しい四国山地を貫いて走っているので、トンネルの連続です。途中、トイレに行きたくなって立川PAに入ってもらいました。トイレから出てくるとセヴンの周りには人だかりができています。「プラモデルは作ったけど、本物見るのは初めてっちゃ〜。」などと話し声が聞こえてきます。aonoさんは見物客と談笑しながら子どもを乗せ、記念写真を撮らせています。いい人やなあ〜。でも私のセヴンには誰も寄ってきません。(特に私が車の横に立ってからは)きっと外観がすっきりシンプルなので(セヴンの中では)目立たないからでしょう。この後、南国ICを出てスムーズに四国自動車博物館に到着できました。伊予ICから南国ICまで145km/3600円でした。別府を出てからはすでに200kmをこえています。