QEDヴォグソールに乗り換えたkokekunさんが、その高性能をあますところなく発揮させるためレースに出ることになりました。すると問題になったのが、氏のセヴンのやわな足回りです。
氏のセヴンについていたショックはストリート用だったので、レースには不向きということでした。いろいろ探していたところ別府に住むVX-R乗りの佐伯さんからショックを譲ってもらえることになったそうです。今回はそのショックを受け取りにこられました。
佐伯さんはノーマルエンジンのVX-Rで、R500だとかJPEとかのバケモノのようなマシンたちにサーキットで立ち向かう腕っこきです。ストレートで離されてもコーナーで追いつめる。そうやって彼はいつも表彰台を争っています。男のロマンだなあ。そんな彼は足回りのセッティングにはかなり気を遣っています。kokekunさんにショックを譲ったら次はアラゴスタにでもするつもりなのでしょうか。
上の画像が佐伯さんのマシン。戦うため以外の装備は最小限に削られ迫力を醸し出しています。佐伯さんをすっかり信用しているkokekunさんは、「このショックなんですけど。」と見せられた途端、「いやあ、いいっすねえ。そのショックぜひ譲って下さい。ハアハア。」と興奮しています。「まあ百聞は一見にしかずですから、一度乗ってみて下さいよ。それからでも遅くありませんから。」と佐伯さんはセヴンに火を入れました。目的地は氏のホームグラウンドたる裏山の峠です。
途中でkokekunさんにステアリングを預けた佐伯さんとともに、うちのminiでセヴンの後に続きます。上り坂でウンウンあえぐminiの視界からあっという間にセヴンが消えていきました。
峠の頂上で落ちあってニコニコ笑顔のkokekunさんの口からもれた感想が「いやあ、これぼくのセヴンより全然遅いッスねえ。ぼくのは6千越えたらグーンてくるんですけど・・(^。^)」(以下掲載自粛)でした。全く悪気のないことがひしひしと伝わってくるだけに、「エンジンに手を入れるほどの余裕はない」佐伯さんの落ち込みようは・・・・。
気をとりなおした佐伯さんはガレージに戻ると、手早くショックをはずしにかかりました。佐伯さんの弟さんも作業に加わります。二人とも手慣れた様子でみるみるうちにショックがはずれていきます。聞くところによるとこのガレージには天井に頑丈な梁を入れてありエンジンの脱着さえも一晩でやってしまうとか。メカオンチのoceanにとっては夢のような話しで強烈に憧れます。kokekunさん、気をつけないと数時間目を離しているうちにエンジンがすり替わっているかもしれませんよ。
佐伯さんから教えられて、丁寧にセット状態を記録していきます。佐伯さんのマシンとkokekunさんのマシンは共通点が多いため、ほぼセッティングを変えずにとりあえずはいけそうとのことでした。
PS:この後サーキットデビューしたkokekunさんはすっかりレースにはまっています。プロレーサーの同乗走行のチャンスに恵まれるなどして、どんどんタイムを縮めているそうです。もう私などは全然ついていけそうもありません(*_*)