ついに、ついにこの日を迎えました。九酔渓でぶつけて以来、約4ヶ月ぶりの復活です。う、嬉しい(泣)
ぶつけてからしばらく、「やはり家のローンを背負った一馬力の公務員には、過ぎた夢だったということか」「修理したいけど、これ以上家計に負担をかけるのは・・・・」などと、次から次へ浮かんできて、眠れない日々が続きました。そんな中、7MLのメンバーをはじめ多くの方から励ましや気合いのメールをいただきました。どのメールも暖かく、また勇気づけられる言葉が溢れていました。イタリーさんにいたっては、わざわざ佐賀から見積もりに来てくださいました。だいたいの修理金額を把握するのにとても参考になりました。
そんなある日、フレイザーに乗る阿南さんから電話がありました。親身になってあれこれ手配をしてくださり、復活への道をつけていただけることになりました。受話器を置いて、奥さんの方を振り返ると「結局、修理するんですね。まあ、こうなることはあなたの性格上予想されていたことですからね。でも、火の車は永遠に続きますよ」とため息混じりのお言葉。感謝!感謝!感謝!
結局、私も何度か足を運んで知っている北九州のコージィ・インターナショナルに修理を依頼しました。ぶつけて再使用が難しそうなフロントのアーム類は、予備を持っていた河野さんが「oceanくん、持ってけ」と手渡してくれました。これだけでも二桁万円ほど違います。ありがたいです。
車を預けてしばらくして、COZYに連絡をとると、「結構いってますね。フレーム修正が必要です。でも大丈夫。直りますよ。もっとひどいのも手がけてきましたし。懐具合が厳しいのは承知していますので、あまり無理は申しませんが、やる以上はきっちりとやりたいので、その辺は了解してください」と社長より言われました。こちらはもう既に運命を預けた身。重ねて懐のわびしさを訴えるしかできない私でした。ぐすん。
しばらくしてからCOZYに足を運んでみました。ちょうど私の7がリフトに載っていました。なんと、まだこれからだ。なんでもサイドパネルが国内欠品中でかなり待たされたとのこと。じっと堪えるのみである。ここで焦ってみてもしかたない。しかたない。
下の写真はこの時撮影したものです。(クリックすると拡大写真がみられます)
お盆前には修理が完了する予定と聞かされていましたので、「もうそろそろ」と思い連絡を入れてみました。山之内さんから「できあがって取りに行くときはいつでも都合をつけますよ。遠慮せずに言ってくださいね」と嬉しい言葉をもらっていました。ちなみにCOZYまではJR(特急)を使っても3時間ほどかかります。ホント持つべきものは仲間だなあ。
ところが諸般の事情から「お盆前には間に合わない」との返事、沢山待ったのでここはじっと我慢の子。「どうせお盆時期は交通量が多くて乗れないし」と自分を納得させます。お盆明けを待ちかね、COZYに顔を出しました。すると現在フレーム修正の真っ最中だというではありませんか。社長も「ごめんなさいね」と言ってくれています。(まだそんな工程ですかぁ〜)という思いをじっと押さえつけ、セヴンを見てみました。
見るからに「こだわりの」といった風の職人さんが、丁寧に仕上げてくれていました。フレームのチェックはレーザーを使って行うというのは初めて知りました。「ここまで待ったのだから、時間はいいません。きれいに仕上げてやってください」という気になり、そのようにお願いしました。「よし、待とう!そのうち出来るだろ」(半分ヤケ)
今回の修理を機会に全塗装に挑戦しようと思っていました。理由はリアパネルを交換する費用で全塗装ができるというありがたいお申し出をいただいたからです。7MLを通じて何名かの方から塗色についてアドバイスを頂きました。中でも関東でケータにのっておられるootawaさんの色には参りました。まねしようと思っていたら、「やっぱ、リアパネルの裏のフレームが少し押されてるんで修正したいけど、パネルはがさなきゃ無理みたい」と言われ、あえなく断念しました。交換した上にさらに塗装なんて奥さんの査定を通りませんもの。
で、いよいよその日がやってきました。修理費は全額借金ですが、やはり嬉しさはひとしおです。JRにてCOZYまで行く途中、私の近くに乗り合わせた人たちは、きっと気味が悪かったと思います。だって、中年のおっさんが何が嬉しいのかずーっとニヘラニヘラしているんですから。
ちなみに修理した箇所はだいたいのところを書いています。結果的に大変良心的にしていただいたと満足しています。何かあったらまたよろしくお願いします。恒元社長。
励ましていただいた皆さん、本当に感謝しています。これからもよろしくお願いします。