定例のオイル交換を済ませ、遊牧民さんにおじゃましての帰り、ついにやっちゃいました。
超勤続きで疲れのとれぬまま、ボーッとして高速を一路自宅へ向かって走っていると、サイドシートの娘もぐったりしています。九重ICの手前で「温泉入って帰るか。」と声をかけ高速を降りて、十三曲りとして知られる九酔渓(紅葉の名所)に向かいました。お目当ての温泉はタッチの差で営業時間に間に合わず、ぐったりした体をセヴンに滑り込ませ、次の温泉を目指して再スタートさせて数百メートルも走ったでしょうか。
突如目の前に左タイトコーナーが現れました。過去、何十回も通っている道ですが、このコーナーのことは全く頭にありませんでした。ギアはのんびりモードの4速のまま。呆けた頭で「オォーット!」と思ったときは既に遅く、全く荷重のかかっていないフロントタイヤは無情にもコンクリート製の橋の欄干に向かっていきました。
上の写真が問題のコーナーです。一枚目は手前から、二枚目は振り返って見たところです。急な登りから水平に移るところ。正直深く寝そべるように座っていた私の目には直前になるまで、コーナーは見えていませんでした。
スピードは30kmもでてなかったと思います。右のフロントタイヤから欄干に激突、続いて右リヤウイング(フェンダー)後部が接触しました。衝突のショックでオイルポンプから出ているホースが折れ、オイルが噴き出しました。(交換したばっかりなのに・・・)
低速だったため、私や娘に怪我はありませんでした。しかしオイルを噴いたため、自走できなくなった私のセヴン。100kmほどの距離にある、さきほど帰りの挨拶をしたショップにSOSを送りました。
「やってしもうた。セヴンだけはぶつけないようにいつも気をつけていたのに・・・」悔恨のため息が次から次へとでます。娘も「パパ、元気出して」と涙目になっています。待つこと2時間半、迎えの積車が到着しました。やっと惨めな姿をさらさずに済みます。迎えに来てくれた積車がやけに頼もしく目に映ります。
私の脳の中には「大きな事故をやったら、その時点でセヴンに乗るのはあきらめること。」という奥さんの強いお達しがぐるぐる回っています。「このままセヴンを手放さなくてはならないなんて事になったらどうしよう。第一修理するお金なんてどこにもない。」(加入していた保険の関係で車両保険には入っていませんでした。)
佐伯より友人に迎えに来てもらい、夜遅く帰宅しました。はたして私のセヴンは復活することができるのでしょうか。それとも、「OCEAN’S GARAGE」も終わりになってしまうのでしょうか。