7MLに「日本一周一人旅も終盤を迎え、今回は九州の北半分を周ります。」と駒沢タイガーさんの書き込みがありました。早速,「是非ご一緒しましょう。」と連絡を入れ,お出でになるのを待ちました。予定していた4日は終日雨。諦めて家でじっとしていると,「今、阿蘇博物館です。なにも見えません」「ひどい目に会いながらいまやっと由布院に到着しました・・・・」とタイガーさんからメールが届きました。それではと次の日に期待をかけます。
天気予報では朝のうち雲が多い感じでしたが,昼からは晴れる見通し。雨が降らなきゃいいと準備をしていると「今から山荘無量塔でカフェしてoceanさんの到着を待ちます。」との連絡をいただき湯布院に向かいました。鶴見ロープウェイの桜は今が満開。由布岳の回りが黒いのはつい数日前に野焼きを終えたばかりだからです。
コーヒーをご馳走していただきながら,今日の行動予定を相談します。「九州って波打つ草原の中を突っ走るってイメージなんだよなあ。」というタイガーさんの言葉に,是非案内したいルートがありました。いつもの小柏農免道路です。でも,昨日走ったルートを逆走することになるしどうかなあと思案する私に,「昨日は最悪だったよ。何も見えないし。」とタイガーさんの言葉。せっかくのやまなみを雨と霧の記憶で終わらせては九州の名折れと思い,敢えてご案内することにしました。
九重連山を見渡す朝日台で小休止。前日とは打って変わって雄大な景色が広がります。「これが見たかったんだよなあ。」との言葉にほっとします。さらに「モーガン乗ってみませんか。コーナーはセヴンの4分の1ぐらいのスピードでしか曲がれないけど。」とお誘いを頂きました。こんなチャンスを見逃すoceanではありません。直線しかない飯田高原だけステアリングを握らせていただきました。
いやあ,セヴンとはまた違って雰囲気でてますねえ。これで長距離も楽しそうです。タイガーさんからは「久しぶりにセヴン乗ったけどいいねえ。また欲しくなっちゃった。ステアリングの手応えが最高だよ。」と感想をいただきました。
牧ノ戸峠を越え,とっておきの小柏農免農道に入ります。タイガーさんに「好きなペースでどうぞ。停まって写真撮りたくなったらいつでも停まってください。交差点では早めにウインカーつけてお知らせしますから。」と促し,前を走っていただきました。後ろから見るモーガン,絵になってますねえ。
行きつけの蕎麦屋で軽く昼食を済ませ,ファームロードわいた経由で,タイガーさんの本日の宿泊地である日田に向かいます。空は気持ちよく晴れ上がり涌蓋山もくっきりと姿を見せています。
亀石峠で小休止。まるでポスターのような世界が眼前に広がります。昨日ずぶ濡れになったまま「九州最低!」という記憶で終わってほしくなかった私としては,からりと晴れ上がった空の下,タイガーさんと走れて最高でした。同じ気持ち持っていただけたのならいいのですが。
丁度桜を探しにこの峠に来られた老夫婦のお二人からたくさんのお話を伺うことができました。こんな出逢いも旅の楽しさなんでしょうね。
「ボクなんかが被写体でよければ何枚でも撮ってください。」と良いながらタイガーさんがにこやかにファインダーに入ってくださいました。嬉しいなあ。
その後,水郷日田に向かい宿でしばらく歓談してから失礼しました。宿の方から「これ(ケータ)600kgぐらいですか?」と尋ねられました。鋭いなあ。「奥にセルフサービスですけどコーヒーを用意してますので,どうぞゆっくりしていってください」と言われ,つい長居してしまいました。おつきあいいただき愚痴を聞いていただいたタイガーさん,快く時間を作ってくださった山陽館の方ありがとうございました。そうそう,つけたばかりのETC,ばっちり機能しましたよ〜\(^_^)/