年末より番外編で紹介していたBDRが愛媛のオーナーの手に渡ることになりました。別府港にて引き渡しというのでお邪魔してきました。購入されたのはharimaoさんです。
氏からのメールには「Oceanさんのサイトを見た時には思わず「コレだ!」とひらめくものがありました。」とありました。運命的な出会いにご家族でフレイザー九州を訪れ、試乗等はしたものの、ほとんど即決状態だったようです。
この日は大雪予想も出ている日で、愛媛の予報は「雨」。天候が気になりながらの納車です。別府港を吹き抜ける強風も身を切るような冷たさです。あまりの寒さに震え上がり、早々に暖房の効いたレストランに逃げ込みます。
名義変更などの一通りの打ち合わせがなされる横で、つい顔がほころびがちなharimaoさんの写真をカメラに収めます。12年来想い続けたセブンを手に入れた氏は、「家を建てたらセヴンを買う」というのが奥様との公約だったそうです。なんともご理解のある奥様ですねえ。
harimaoさんは立風書房からでていた「英国スポーツカー・カタログ」の表紙に載っていたセヴンに強烈なイメージをすりこまれたそうです。それでもともと赤だったBDRを納車にあわせてブリティッシュ・レーシング・グリーンに塗り替えてもらった訳がわかりました。
私からは納車お祝いということで、「きら〜り」をプレゼントさせていただきました。(マウスを画像の上におくと絵がかわります)もとからきれいなBDRですが、さらにきらりんと輝かせていただけることでしょう(^_^)b
帰りのフェリーの時間が近づいてきました。その前にジャッキアップポイント等一通りのレクチャーがなされます。
一通り積んでおいた方がよい工具からキャブセットの仕方(一回の説明で覚えられるのか(^^;;)等、「簡単にこちらからはレスキューに行けないから」と野田さんが丁寧に説明しています。やがて時間になりharimaoさんはフェリーに乗船する隊列に加わりました。帰り着くまで天候が心配なままお別れしました。
数時間後、帰宅されたharimaoさんから連絡がありました。ご本人の許可を得て少し紹介します。
別府はお天気もよく、この分なら四国も大丈夫と多寡をくくってましたが、人生そこまで甘くありません。途中から土砂降り、自宅に帰った時はアラレが降ってました。おかげで幌、ワイパー、熱線ほか一通りの装備、スイッチを体験できました。セブンは今ガレージに収め、一通りの清掃を終えました。
やはり私の周囲のセヴン乗りたちのジンクス「納車時は雨」は未だもって生きていたようです。お風呂に入った後は奥様が用意されたシャンパンをしみじみと味わわれたことでしょう