Sport Elise 拝見  04.11.21

 ananさんと電話で話していると、「あんた近頃更新しよらんなぁ〜。ネタが欲しけりゃ今ウチにスポーツ・エリーゼが届いてるよ。ナンバーがついてないから、試乗ちゅうわけにはいかんけどな。」と耳寄りな話を聞きました。「今から取材にお伺いしてもいいでしょうか?」とお願いしてみたら、「取材したけりゃ勝手にやっちょくれ。オレは出かけちょるけど、なあ〜に、ガレージに行きゃ誰か彼かはおるやろ。」との返事。すぐに伺うことにしました。

う〜んカッチョエエなあ

 ガレージを覗いてみると、いましたありました。センターシート(つまり一人乗り)のスポーツ・エリーゼが。

ナンバーがついてりゃいいのに・・・センターシートは珍しいです

 純粋なサーキット用マシンとしての迫力があちこちに溢れています。

フックもがっちり仕上げはけっこうラフリヤセクションはすかすか。それから後ろが見えねえよ〜ナンバーとったとしても、普通に駐車しておくことは難しそうです

 問題はこのコクピットに私のからだが収まるかどうかです。シートまで距離があるのでスジを違えないようストレッチをしてから乗り込むことにしました。

センターシートは乗り込むのが大変。

 シフトレバーの関係で、右から乗り込む方がよさそうです。いったん、からだをシートとサイドシルの間に滑り込ませ、腰を浮かせ両手で支えたまま慎重に左足から定位置にからだを据え付けます。開口部が大きいため、ジネッタG4よりは乗り込むのが楽でした。

見慣れたおむすびメーターが正面にスパルタンなようで結構豪華メーターナセルが真ん中にあるって他にはマクラーレンF1ぐらい?物いれはそのまま

 センターに座るってとっても変な感じです。でもすぐ慣れました。「却ってこの方が気持ちよく走れそうだな。」なんてエラそうなせりふまで出てきます。

広々〜パーツの剛性高そう、安っぽいケータとは大違いシフトの感触は激シブ

 普通は二人座るところにたった一人、センタートンネルも当然ないので足下はとっても広々しています。シフトはめちゃくちゃ渋そうなタッチです。走らせてみた感じはどうなんでしょう?>ananさん

剛性ガッチリシートはもちろん専用品

 ガッチリしたロールケージもさることながら、隙間のある固定式のサイドウィンドウが気になります。実質雨の日には乗れそうにありません。特に夏はさぞかし暑いでしょうね。シートはレカロ製ですが専用品らしく刺繍が施されています。私の太いからだでもぴったりでした(^ヘ^)v

がっちりしたドアヒンジクラックは避けられないようですね

 セヴンの華奢なパーツを見慣れた目にドアのヒンジは迫力です。現代の車ですねえ。ボディのクラックはやはり宿命でしょうか。

いかにもグリップがよさそうなタイヤ手作り感溢れるプラーク

 いろいろご託を並べましたが、やっぱりスゴみがあります。これにナンバーをつけて早朝のワインディングを走ってみたいですね。

シートの調整中あさってのレースに向けセットアップをすすめていますあちこちのドライカーボンパーツが素性を物語りますコンピュータのついている位置を見れば何者なのか分かるそうです

 隣では吉田さんが二日後に迫ったレースに向け、新しいマシンのセッティングにいそしんでいました。めちゃくちゃきれいなマシンです。この写真から、マシンのポテンシャルが推し量れる人は自分の危なさを自覚した方がいいと思います(^_-)私なら、ドライカーボンのノーズコーンはFRPに取り替えてから走ると思います。

夕闇が迫ってくる時間になろうとしています左から由布岳、鶴見岳。丸いドームはW杯でも使われたビッグアイ

 夕焼けに包まれる時間まで、ついつい長居をしてしまいました。遠くに見える山のふもとまで帰ることとします。ananさん、ありがとうございました。