仕事がらみの用事で、阿蘇のホテルに一泊しました。たまたま「晴れ」の予報を信じセヴンで来ていたのを幸い、夜の酒を控えて早朝ドライブとしゃれこむことにしました。せっかく阿蘇まで来ているので、ふだんは足を延ばせない南阿蘇の方を走ってみたいと思い、5時に起きました。どんなに遅くまで騒いでいても、こんな時には不思議と目が覚めます(ばか)
R57沿いのホテルを静かに抜け出し、西回りで南阿蘇を目指します。立野から南郷谷に入ると突然の朝霧。あまり視界がよくありません。しかし車は全くいません。まあ日曜の早朝にこんなところを走っている物好きはあんまりいないでしょうけど。
進むにつれ、どんどん明るくなってきます。南側の外輪山も見えるようになってきました。この後、久木野村にある大好きなグリーンロード南阿蘇(南外輪山越え)の展望台に行くつもりです。南側から見る阿蘇五岳を写真に収めようと狙っています。
展望台についてみると、6時前だというのに、もう朝日が輝いていました。目の前に雄大な景色が広がっています。
パノラマ写真の大きなサイズはこちら(5078×768 927KB)
セヴンに乗っていてよかったなあとしみじみ思うひとときです。
外輪山の斜面を縫うように登ってきたグリーンロードが続いています。撮影している間も含め、まだ全く他の車に会いません。静かです。
外輪山に目をやると、独特の景色が広がっています。正面の岩峰群は「羅漢岩」と呼ぶらしいです。このあたりの地図はこちら
すっかり満足したので南外輪山を下ります。帰るホテルは阿蘇五岳の反対側。阿蘇パノラマライン(登山道路)を使い正面の五岳を越えてホテルに戻ることにしました。
阿蘇火口に向け、白水村からひたすらパノラマライン吉田線をのぼります。しかし、まだまだ車に会いません。これまで100%自分のペースで走れています。こんなことは今までにだって一度もなかったことです。こんなにハッピーでいいのでしょうか。
山上まで登り切り、今度は草千里の横を通って坊中線を下ります。
草千里にある二つの池は先日の大雨でいっぱいになっていました。
足下にはミヤマキリシマがきれいな花を咲かせていました。
熊本市街は霧の中ですが、金峰山のむこうに普賢岳と平成新山を中心とする雲仙の山々が望めました。
とうとう、ホテルを出てから山を下りきってR57に出るまでの1時間40分の間、一台の車にもつかえることなく走りきることができました。大満足でした(^○^)
ホテルの駐車場にカーカバーを掛けたあやしい車が昨日来駐めてあり、ずっと気になっていました。カバーを掛けた上から予想していたとおり、スポール・スピダーでした。用事が終わり帰ろうとしていると、自然と人が2台の回りに集まってきます。スピダーのオーナーのはすねんさんと「今日(の天気は)いいよね〜。」と盛り上がりました。遠慮なくあちこち覗かせてもらいました。
「なかなかパーツが入らなくって」とコボすはすねんさんですが、マフラーはしっかり針金でとめてありました。「困ったときはとにかく何とかする。この手の車のお約束だよね。」と互いに笑いあいます。是非今度ご一緒しましょう。