大阪に住むむらたさんから一通のメールが届きました。氏はフレイザーMK2−3Sにお乗りです。「昨日、FC−4乗ってきました。HPに使うのならデジカメの画像送りましょうか?」一も二もなく画像を送ってもらうことにしました。ついでにレポートまで図々しくもお願いしちゃいました。以下そのレポートです。 |
ち・ちっさい!ピットにバックで入ってくるところなんか、全然小さいです。とはいえコックピットの幅は一緒ですし、ぱっと見にはあまり違和感はありませんでした。(普通車と並べると一目瞭然でしたが)でもメカニックの人は「やっぱ小さいからなんか違和感あるなー」とおっしゃってました。特にトレッドが狭いので、穴またぎ形式のピット(正式には何ていうんですかね?)には入れにくいようです。
今回入ってきた車両はフロントアウトボード形式のサスでベンチシートのフレイザーMK1のような感じでした。もっとも、リアは独立サスなので、目立つアームはマフラー横にはありませんでした。
メーターパネルはセンターマウント?仕様で、これはカプチーノからの流用だそうです。
か・軽い!今回乗せていただいた仕様で車重が何キロあるのかわかりませんでした。一般的には400キログラム台と聞いていますし、エンジンの小型化が効いてますから、ほとんどフロント部分が軽くなっていることになります。
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なので、ハンドルが軽い!(まぁウチのはSタイヤなせいもありますが)ラジアルタイヤ装着でしたから余計そう感じたんでしょう。
ついでにクラッチも軽い!(軽のクラッチなのでワイヤー式でした)超重い3Sのクラッチからすると、大丈夫かな?と思うほど軽かったです。ブレーキ・アクセルは普通でした(あたりまえ)。
さて、緊張感を若干残しつつ、まずエンジンを・・・あれ。フレイザーはエンジン始動時はスターターボタンを押すんですが(S2000みたい!)FC−4にはスターターボタンはありません。国産車のように、キーを捻ってエンジンスタートです。さすがインジェクション。あっさりとエンジンがかかってストレスまったくなしです。ウチの3S(キャブ)のようなエンジン始動前の儀式は一切無しです。ちょっと寂しくもあるような・・・?
排気音はターボ&触媒付ということが、かなり静粛性に貢献しています。でも、ちょっと聞いただけでは660ccとは思いにくい野太さも感じます。早速一速にシフト、クラッチミートです。さすがに660cc&ターボですのでトルクの細さは感じますが、発進に戸惑うほどではありません。(普段の車とミートの位置が違うため、私は1回エンストしましたが・・)走り出すと、軽とは思えないパフォーマンスで車の流れに乗ることが可能です。2名乗車でしたが、もたつき感はあまり感じません。むしろ3000回転から効くターボのトルク感&吸気音に酔いそうです(笑)ブローオフは吸気戻しですが、なんせ近い場所にあるので、アクセルを戻すたびに「プシュー」と威勢のいい音が聞こえます。これで大気開放にしたらどうなるんでしょうねぇ(笑)
走行中はやはりフロント部の軽さによる軽快感が気持ちよかったです。ハンドルにクイックに反応する感じがさらに切れ味を増した感があり、路面からのショックもあまり拾わなかったため、長距離をそこそこ走ってもあまり疲労感を感じないのではないでしょうか。
さて、2速で一気にレッド近辺まで回してみます。一応レッドは8500回転でしたが、感覚的には5000回転から上は加速感はあんまり感じなくなりました。やはりこの辺が660+ターボらしいです。でもレッド近辺まではきっちり回りますので、普通車に乗られている方からすると十分刺激的でしょう。ましてノーマル車。ブーストアップやコンピューターチューンなどで手を入れていけば・・・おっとっと。シフト感はかっちりしたもので、何速に入れても気持ちいいフィーリングが味わえました。惜しむらくはシフトストロークが長い・・・この辺りはどう改善していくんでしょう、気になるところです。
ゴールドオートの近所をくるりと回っただけですので、ワインディングのパフォーマンスはよくわかりませんが、身軽さを武器にそこそこ楽しめる車ではないでしょうか。とはいえセヴン度はやはり控えめ。ここから大いにはまってしまう人が3SやスーパーライトRといった、よりセヴン度の激しいマシンに乗り換えていくんでしょうね・・・
むらたさんのインプレッションは、おおよそ私と似たようなものだなあと感じました。ロータス7のSr.2の雰囲気をたたえたリヤウイングもありだと思います。あと気になるのは一体これにどれくらいのプライスタグがつくかということですね。三隅社長、全国のFC−4ファンのため、よろしくお願いしますm(__)m |