ずっと以前から、リアの車高が高いことが気になっていました。先日のツーリングの折り、ananさんから「レース用の(短い)スプリングの予備持ってるよ。その気があるなら譲ってもいいよ。作業にかかる時間は約1時間てとこだな。」と言われ、ついに交換することにしました。「ただし、作業は自分でやるんで。ここをこうして、こうすればできあがりだから。」とのお言葉に「充分な作業環境がないので(途中で困った時にはお手上げだから)今度お邪魔します。」と臆面もなく押しかけることにしました。
んで日曜日、朝起きるとガーン!雨、雨、雨。まあ水不足が叫ばれているこの梅雨ですから雨は歓迎すべきですが。予定変更しておとなしく家族サービスに力を入れます。すると昼前から路面が乾いていくではないですか。速攻で連絡をいれ、anan racing garageへセヴンを走らせました。
「自分でやれ」と仰っていたananさんですが、根っからの世話好きのなせる技か手慣れた様子で作業に取りかかります。まずはジャッキアップの準備です。並行してホイールをはずします。
緑線で囲んだボルトをはずせば、ショックアブソーバーの下側がフリーになります。ハンドツールでは大変ですがエアツールだと回しているだけでスルスルと抜けてきます。
普段、最新のマシンをさわっているananさんには91年フレームは珍しいらしく、「ずいぶん整備性が違うねえ。今のはとっても簡単なんだけど。」と言いながら作業をこなします。「反対側をやってよ。」と言われて自分でもエアラチェットを持ちますが、なかなかスムーズにはいきません。結局ananさんがスコスコと作業をすすめます(^^;;
下回りが終われば、上側のボルトをはずします。これもチョイチョイとやって終わり。めでたくショックごとはずせました。
後はスプリングを交換し、長さを調整する「だけ」です。なんせ初めての作業ですから親分の指示に従うのみです。「ノロい」とお叱りを受けないよう真剣なフリをします。
スプリングはこんだけ長さが違います。上のスプリングを装着した写真は、まだ長さ調整前のカットです。
だいたいの長さを合わせてから、実車に装着しタイヤを取り付けたりはずしたりして、最終的に位置決めします。今回入れたスプリングのおかげでずいぶん車高が下がった気がします。(それでもananさんのK-racingよりまだトランク上端は高いですが)ホイールオフセットの関係でもともと15mmほど外に張り出している私のリアタイヤが微妙にリアウィングと干渉しそうです。FRPを割る前にFRPをカットする必要がありますね。