かの深田久弥氏は、名著「日本百名山」の中で、祖母・傾連山を次のように記しています。
九重山の最高点に立った時、南のかた遥かに、雲海の上に一連なりの山が見えた。その右端の、緩い稜線を左右に引いた品のいい金字塔が祖母山、左端の、やや傾き加減の突兀とした峰が傾山、と教えられて、かねてから名前だけは知っていた山に初対面の感動が、私のうちに湧いた。
この連山につながる稜線を縫うように「大規模林道 宇目小国線」が走っています。数十キロにわたる山の稜線近くを走る道は絶景の中にあります。我が家から40分ほどで、宇目町側の入り口にたどり着きます。道沿いは稜線にアカマツが多く生えており、季節になれば、キノコとりで山に入る人も多そうです。
(地図はこちら)
林道入り口です。「ととろの里」入り口の近くにあります。
わかりにくいですが、稜線近くをずっと道が続いています。「よくもまあこんなところに、こんな立派な道を造ったもんだ」と感心します。正面方向が北東になります。
正面の山は傾山(1602m)です
以下のような道が延々と続きます。ひょっとしたらあまりのカーブの多さにめげてしまうかも(笑)腕がくたびれて上がらなくなるのは確かですよ。
ジェットコースターのような下りストレートです
集落ははるか数百m下の谷底にあります。
三重町(方角は西になります。)側の道です。落石多しです。
道はまだまだ続きますが、三重町側は落石が路上に転がっていることが多く、セヴンにはおすすめできません。オイルパンや足回りを痛める可能性大です。宇目町側はほぼ大丈夫ですが、ペースを上げるときには注意したほうがよいと思います。できれば下見をかねて一度走り、復路で楽しむことをおすすめします。もしかするとカーブを曲がったら猪や鹿(ひょっとしたらカモシカ)が散歩してるかもしれません。
おきまりの記念撮影です。