最初からついてきた各種アルミパーツの錆びサビ具合が気になっていました。私が参加しているQ7MLには大磨人きら〜り氏がいます。氏の目にくすんだアルミを見られてしまうと大変です。一つひとつのパーツをはずし、氏おすすめの研磨剤「キラーリ」で磨き上げました。
前のオーナーがタバコを吸っていたのでしょう。車内がなんとなく茶色っぽくなっていたのも気になっていました。シートクリーナーを何本も買い込み、ぶくぶくになるまであちこちを清掃しました。ふき取りに使ったウェスが何枚もヤニの色に染まりました。
バックランプの修理のため、納車後一週間で購入したフレイザー九州に向かいました。シフトのところのスイッチのちょっとした調整で問題なく点灯するようになりました。こんなのは不具合のうちに入らないというのは私のセヴンでよく知っています。もちろん工賃はとられていません。
ふと店の向かいを見ると数台のminiが転がっています。いかにも部品取り用だよ〜といってるような感じです。遠慮なく「野田さん、あれは何?」と尋ねてみました。「あ、部品取り用です。もし使えるパーツがあったら自由にはずしてきて良いですよ。」とありがたいお言葉。さっそく工具まで借用して漁りにいきました。
そして見つけてきたのが、この二つ。どちらも新品を買えば7〜8千円はするものです。結構くたびれていますが、なにキラーリで磨けばOKでしょう。さらにJBLのスピーカーを見つけ、分捕りにかかったのですがさすがに古くコーンサイドのスポンジがぼろぼろになっていて諦めました。
一度は店内に戻りましたが、ふとエンジンのロッカーカバーがしょぼかったのを思い出し、部品取り車のエンジンフードを開けてみました。すると、ありましたありました。ちょうどお目当てのものが。にこにこ柔らかい表情を作って野田さんに尋ねてみました。「いいですよ。うんと安くしますよ。持ってってくださいよ。」と半ばあきらめ顔の言葉を引き出しました。すぐそばでminiの整備をしていたお客さんが「あ、それ僕も狙ってたんだけど。」そんな言葉に耳を塞ぎ、「いくら?そう、ありがとうございます。」と元気よく答え、野田さんの手に千円札一枚を押しつけました。たしか1万5千円近くするパーツです。
このパーツが下のしょぼいカバーの代わりにつく予定です。
「ロッカーカバーの交換作業、自分で挑戦してみますか?」といいながら新品のコルクパッキンも渡してくれました。これもプレゼントしていただいたと善意に解釈し、お代は払わずにすませてしまいました。奥さんからは「あいかわらずハイエナなんだから」とあきれられてしまいました。野田さん、このお礼はHP上でフレイザー九州の宣伝をすることで勘弁してください。
いだだいたパーツは磨き上げたのち、さくっと取り付けました。一人ご満悦です。